いまアメリカで“1億5500万ドルの男”田中将大(25)以上に注目を浴びているのが、妻の里田まい(29)である。
米紙『ニューヨークデイリーニューズ』は1面でデカデカと里田のアイドル時代の水着写真を掲載。一方、マー君の写真は、小さく隅っこに追いやられた。
メジャーリーガー妻に注がれる「驚くほど美しい」の視線。だが、日本人男性からすれば予想外の“高評価”ではあるまいか。クイズ番組でのおバカキャラは払拭されつつあるが、絶世の美女かと問われれば、チト微妙なところ。
そういえば、ハリウッドで活躍する日本人女優も、日本の男からすれば素直に美人とは呼びにくい。
古くは1989年にハリウッドデビューした工藤夕貴(43)、最近では2006年に『バベル』で脚光を浴びた菊地凛子(33)もそう。日本人男子が思うのは、どうして彼女たちが……の疑問だろう。
日本人妻を持つプロデューサーのデーブ・スペクター氏は、こう話す。
「欧米人が考えるアジアンビューティは欧米に住むアジア人に対する固定観念からきているんですよ。黒髪ロングでストレートというのは欧米人にはいない。希少価値が高いから『美しい』ってことになる。
工藤夕貴がハリウッドに進出した時も、黒髪ロングで、前髪はパッツン。あんな感じが欧米の日本人像なんです。どう? 古くさいでしょ?」
外国人男性と結婚している日本人妻って、たしかにあまり美人とはいえないような気が……。
「欧米には日本人が少なくて選択肢がないから、美人の観念がぜんぜん発達しない。母国で日本人女性と出会って、“綺麗だなぁ”と思って付き合って結婚する。それから日本に来てみるとショックを受けます。なんだ、もっと美人がいたじゃん、と(笑い)」
※週刊ポスト2014年2月21日号