プロ野球12球団が各地でキャンプインしたが、今年最大の話題は巨人の松井秀喜・臨時コーチだ。連日、松井の一挙手一党足が注目をあびるなか、在京紙Aデスク、在阪紙B記者とスポーツジャーナリストC氏に、新聞には書けない巨人をめぐる裏情報を語り合ってもらった。
A:しかし、リーグ連覇しているのに松井ばかり騒がれて、原辰徳監督も内心は複雑な気分だろうね。それに11日の紅白戦には、長嶋茂雄・終身名誉監督が登場する予定。国民栄誉賞コンビが来ては、監督の姿が霞んでしまうよ。
B:例年なら、巨人のキャンプにはすでに他球団のスコアラーが押し寄せているはずなのに、今年は阪神1チームのみ。一連の松井フィーバーで、いわば“お祭り”状態だから、視察の意味が無いんです。長嶋さんが来たら尚更ですわ。阪神のスコアラーにしても、戦力の情報集めというより、キャンプでのイベントの勉強に来ている、なんていわれてますからね(笑い)。
C:原監督は“ゲスト”が姿を消す沖縄へ、早く行きたいというのが本音なんじゃないんですか。実際、親しい評論家には「沖縄に来てください」っていっているみたいだしね。松井自身は気を遣っているけど、なかなか難しいね。
※週刊ポスト2014年2月21日号