2月9日に投開票が行われた東京都知事選は、舛添要一氏(65才)の圧勝に終わった。この日、TOKYO MXとテレビ東京で都知事選特別番組に出演した池上彰氏が、当日の舛添氏の印象について語る。池上氏は舛添氏から避けられていたというのだ。
* * *
私は、9日の投開票日の夜9時から生放送した「都知事選開票速報」(TOKYO MX)と深夜の「都知事選ライブ」(テレビ東京)で、舛添さんにインタビューを試みたんですが、舛添さん側は、どうやら私のことを避けていたようなのです。
テレビ各局では6日、開票日の夜に何時から誰が中継するという打ち合わせをしたんですね。その際、NHKに続いてMXテレビが、舛添さんへのインタビューをすることが決まったんですが、先方から「MXテレビとテレビ東京だけ都合がつかない」と返事が来たんですね。
それじゃあ困るというので、MXテレビ側は、「池上抜きで、女性キャスターなどがインタビューをします」と再度伝えたところ、OKが出たんです。なので当日は、中継が繋がってから、私が割り込む形で、直接ご本人に許可をいただいてから、質問をさせてもらいました。
その後に出演したテレビ東京の番組では、中継直前に事務所を出てしまい、翌10日の『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)に出演した際にも、他局には出演しているのに、舛添さんはやはり断ってきた。いやしくも東京都のトップになるほどの人が、そうやって私から逃げ回るような人物でいいのかなと思いました。なんだか器の小さな人だなと感じましたね。
※女性セブン2014年2月27日号