舛添要一氏の当選で幕を閉じた今回の都知事選。小泉純一郎元首相(72才)は、「脱原発」で志をともにする細川護煕元首相(76才)を担ぎあげたが、敢えなく敗れてしまった。しかし、小泉氏の脱原発の国づくりは始まったばかり。
これから夏にかけて、全国各地で知事選が続々行われる。2月23日には、計画中の上関原発の建設の是非を問う山口県知事選が投開票され、3月には志賀原発が立地する石川県知事選がある。さらに7月には、脱原発派で知られる嘉田由紀子知事(63才)の動向が注目される、滋賀県知事選が行われる予定だ。
「小泉さんは“脱原発”に命をかけていますから、これから知事選で脱原発派の候補を応援するために現地入りする可能性は充分ありえます。その際、都知事選の反省から、今度こそ進次郎さん(次男・小泉進次郎衆院議員)を応援の前面に出すでしょうね」(永田町関係者)
そんな小泉氏にとって、「天下分け目の戦い」となりそうなのが、11月に予定されている福島県知事選だ。原発事故が起きた福島県だけに、小泉氏は脱原発候補を是が非でも当選させたいだろう。
「最終手段として、進次郎さんに自民党を離党させ、脱原発派候補として福島県知事選に担ぎ出そうという話があります。復興庁政務官として被災地支援に全力を尽くす進次郎さんは、まさに福島県知事にふさわしい人物ですから」(全国紙政治部記者)
※女性セブン2014年2月27日号