マー君の奥さんであるところの里田まいは、おバカキャラを演じているだけで、本当はバカではないとまことしやかに囁かれている。確かに、バカっぽいけど、本当はバカではないという人はいるもの。静岡県に住む建築業の、Hさん(39才)の奥様も、そんなバカのようでバカでない女性だという。
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うちのカミサン(32才)は決してバカではないんです。ただ、モノゴトを正確に覚えられないのに、それを人前で言う度胸だけはピカイチなだけなんです。
ボクがテレビでサッカーを見ていると「ねえ、パパ、このバイアグラの選手ってさあ」と、とんでもないことを。「ん? バイアグラ、バイアグラ。エッ! もしかしてパラグアイのことか?」と聞き返すと「あっ、そうそう。そのバイアグラよ」とか「そうともいう」とか。
結婚する前にうちの実家に泊まりがけで行ったときのこと。母親が「せんべい布団でごめんね」って言ったら「おせんべいが入ってるんですか? 珍しいですね。夜中、食べてもいいんですか」って真顔で。
あとで父親に袖引っ張られて「お前、ほんとにあの娘を嫁にするのか? なら、こっちにも考えがあるぞ」と脅されました。
でも妻は決してバカではないんです。この前「20km先の目的地に時速60kmで向かったら、何分で着く?」ってクイズを出したら「えー? 信号とか渋滞とかで変わるじゃない。質問そのものがおかしいよ」って。「確かに!」と、思わずひざを叩いちゃいました。
※女性セブン2014年2月27日号