都知事選中に、「舛添に投票する男とセックスしない女達の会」なるツイッターアカウントが登場するなど、とかく女性には人気のない舛添要一新都知事。それもそのはず、過去に雑誌のディベート企画で「生理があるから女に政治家は任せられない」と女性蔑視発言をしていたり、元妻の片山さつき自民党議員に浮気や家庭内暴力を暴露されたり、本誌が報じた養育費減額要求問題など、女性に嫌われそうなエピソードには事欠かない。
次点にダブルスコアで勝利して批判の声は収まるかと思いきや、さにあらず。新都知事が初登庁した2月12日、10数人の女性が都庁の玄関前で待ち構え、女性蔑視を問題視するプラカードを掲げてお出迎え。さらにこの日は、夕方からも都庁前で脱原発・反貧困を掲げる団体が反舛添デモを繰り広げていた。
初登庁から前途多難。叩けばホコリが出そうなだけに、女性問題で足をすくわれて「また選挙」という事態だけは勘弁してほしいものである。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2014年2月28日号