巨人の宮崎キャンプに400勝投手・金田正一氏が訪れた。早速、原辰徳監督にインタビュー開始。
金田:今年の補強はうまくいったのか?
原:ええ、二遊間を守れる井端(弘和)と片岡(治大)が入りましたし、先発投手で計算できる大竹(寛)の加入も大きい。外国人もいい補強ができました。
今年と去年の違いは、チーム内に競争があるということ。例年になく緊張感のあるキャンプになっていますし、巨人軍80年の歴史の中でも、非常にバランスのとれたメンバーが集まったと感じています。
金田:中心になる投手は誰じゃ?
原:内海(哲也)、杉内、(菅野)智之の3本柱に大竹が加わって軸になる。そこへ若手や外国人投手が、どう割って入ってくるかですね。
金田:松井(臨時コーチ)はどうだ。彼の話題が中心になってしまっているが。
原:僕はコーチの仕事は選手と一緒に汗をかくことだと思っていますが、その意味で彼は本当によくやってくれている。まだまだ若いし、毎日200球(打撃投手で)投げてもビクともしないですからね。
金田:目標は優勝だけだな。
原:強いと思っているチームが必ず勝てるかといえば、話は別。それは選手たちにも、いって聞かせています。
※週刊ポスト2014年2月28日号