現在、バラエティ番組に引っ張りだこの大久保佳代子が、1月にTV番組で「自分は切れ痔かもしれない」とカミングアウトし、「Yahoo!ニュースに載っちゃうかも」と笑いを誘ったが、実際に切れ痔に悩まされている女性は少なくない。普段はデスクワークが中心という女性Aさん(27歳)もその1人だ。
「勤務中お手洗いに行った時、便器が鮮血に染まっていて一瞬で青ざめてしまいました。『もしかしたら大腸がんかもしれない』とフラフラでデスクに戻り、急いでネットで検索しました。色々と恐ろしい病名が出てきて怖かったので、早退して女医さんがいる肛門科を予約して駆け込みました。
すぐに女医さんが指を入れて、その後カメラのようなものを入れられて1分もせず診療が終わりました。結果は『切れ痔(外痔)』。恐ろしい病気ではなく一安心でしたが、女医さんからはトイレに3分以上座らないこと、お尻を冷やさないこと、ウォシュレットを欠かさずにすること、ストレスを無くすことなど色々と指導を受けました。
肛門の中に注入して傷を治すお薬と、便を柔らかくする飲み薬をもらいました。やはり原因は日頃から便秘していることのようで、そこから改善しないといけないようです。この『外痔』を放置すると『いぼ痔(内痔)』になるといわれたので、女性も恥ずかしがらず、すぐにお医者さんに行くべきだと思いました」(Aさん)
別の女性Bさん(33歳)も「切れ痔」に悩まされた1人だ。
「中学生時代からずっと便秘症で、トイレに行く度に少しずつ出血がありました。それも大丈夫だろうと放置していたのですが、社会人になってから、ある日すごい痛みと大量の出血があったんです。怖くて近所の医者に行ったところ、『切れ痔』がかなり悪化しているとのことでした。
原因は日頃からの便通の悪さで、小さな切り傷が塞がる前に固い便が通ることで再び傷口が開いてしまうんだといわれました。もっと悪くなると手術をしなくてはいけないといわれたので、早く対処すれば良かったと後悔しました。原因はトイレで長時間ケータイを見たり本を読んで座っていることだといわれました」(Bさん)
Bさんは以前からトイレで読書をする習慣があったそうだ。女性からすれば、病院に行きづらい症状かもしれないが、とにかく早めに診断を受けることが肝心のようだ。