「女性らしく美しく年を重ねるのに“恋”は必要不可欠! ときめくことで、女性としての意識が上がり、女性ホルモンがUPするんです」と専門家は断言する。40才にして、あきらめかけていた恋に出会うこととなったパート女性のエピソードを紹介します。
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私は40年間、一度もモテたことがありません。子供の頃から太っていたし、男性には女性として見られないようで…。彼氏も長いことできなくて、恋も結婚もあきらめていました。
普段は地元のパン店で働いているのですが、お客さんの中に三上博史似の男性がいたんです。だけど彼、猫背の上に、いつも疲れた顔をしているために魅力が半減。せっかく元がいいのに、もったいないなと思っていました。それで、元気を出してもらおうと、来るたびに声をかけ、時には新作をオマケしてあげました。すると彼の来る頻度が増え、表情も少しずつ明るくなっていきました。ヨレヨレだった服も姿勢もシャンとし出して、ドキッとするくらい素敵に…。
そんなある日、レジの前で、「お店が終わったら話がしたいんですが…」と誘われたんです。突然のことに驚きました。うれしいものの、女性として劣等感があった私は、イケメンからのお誘いを素直に信じられず“何かの勧誘だったらどうしよう”と不安な気持ちで待ち合わせ場所へ。
すると彼、「誕生日プレゼントです」とネックレスをくれたんです。誕生日を言ったことはないのですが、前に星座の話をしたことがあり、「そろそろだと思って」と…。男性にプレゼントをもらうなんて初めての体験でした。
話を聞いてみると、彼は奥さんと離婚して沈んでいたんだそう。「あなたの笑顔に癒されました」と感謝されました。そしてネックレスを首にかけてくれたのですが、まるで抱きしめられているかのような距離。柑橘系のコロンの香りや襟足に触れる彼の手にドキドキ。
それからたびたび食事をするようになり、告白されました。「私でいいんですか?」と聞くと、黙ってうなずいてキス──恋人繋ぎや腰を引き寄せられる動作ひとつひとつにドキドキの毎日です。
※女性セブン2014年2月27日号