恒例の巨人宮崎キャンプを訪れた金田正一氏。早速、原辰徳監督から「今年は巨人軍80年の歴史の中でも非常にバランスとれた布陣」との言葉を引き出した。その後は再び練習場へ移動。原監督がドラフト1位ルーキーの小林誠司を呼んで紹介した。
金田:頑張れよ(と握手)。レギュラーになったらもう1回握手しよう。
小林:(緊張でガチガチになりながら)ハイ!
金田:(自分を指さしながら)ワシを知っとるか?
小林:ハイ、もちろんです。
金田:長嶋さんだよ。
小林:えっ? あっ、ハイ(とギャグに困惑)。
“鉄板”のネタで新人選手をいじった後は、次々挨拶に訪れる選手たちに対応。新外国人左腕のセドンには、
「マイネーム・イズ・カネダさん」
と気さくに自己紹介。400勝投手と聞かされたセドンは驚き、
セドン:グレイト! フォーク?
金田:ノー、ストレートオンリー。三振は4500だ。
セドン:オー!!(とさらに驚く) イッツ~~(と英語で畳みかける)。
金田:そうか、そうか。
400勝の偉大さは言葉の壁をも越える? カネやんは満足そうにキャンプを後にしたのだった。
※週刊ポスト2014年2月28日号