ソチ五輪を最後に浅田真央だけでなく男子の高橋大輔や織田信成、女子も安藤美姫に鈴木明子らが軒並み引退を決めているが、来年以降、羽生結弦の他には活躍が期待できる選手が見あたらない。日本のフィギュアスケート界では“次代の星”不在の中、密かに驚くべきシナリオが進行しているという。
「実は浅田がいったん引退した後、1年後には復帰すると囁かれている」
というのは、あるフィギュア関係者だ。
「本来なら、解説者やキャスターとして契約しようと、すでに各局がしのぎを削っているはず。荒川の時もそうだった。ところが今はみんな様子見状態で、具体的に動いているところはない。なぜなら、日本スケート連盟(JSF)やテレビ各局が一緒になって浅田の“来々シーズン復帰”のシナリオを描いているからだ。局や広告代理店としても、キャスターをやるより、復帰してもらうのが一番嬉しいわけだから」
また、今回の引退については浅田の意向の前に女性マネージャーの考えも強いという。
「彼女は敏腕マネージャーであると同時に、浅田の母・匡子さん亡き後は、親がわりの立場。引退は、彼女が浅田の将来を考えて、一番いい形で引退を考えた結果。今回金を獲れなかったことで、浅田は4年後のことも考えたはず。筋書きとして一度は引退するが、早めの復帰もあり得る」(前出・フィギュア関係者)
さらに仰天計画があるという。引退発表に際して、浅田は結婚や出産についてこう言及していた。
「将来的にはちゃんと子供が欲しい。あ、良いダンナさんとめぐり会って、良い家庭を築きたい」
関係者が続ける。
「真央は匡子さんへの思いもあって人一倍子供が欲しいという思いが強い。いま恋人の存在が囁かれていますが現在のところはプラトニックといわれている。ただ、匡子さんが姉の舞を出産したのは25歳。現在23歳の真央がそろそろ結婚したいという思いは自然なこと。引退後すぐに結婚、出産、それからの復帰というのが連盟が描くシナリオです。その場合、復帰は2年後かもしれませんが、安藤の例もありますから、可能性は十分」
※週刊ポスト2014年3月7日号