この3月で、舞台の世界から身を引くと宣言した欽ちゃんこと萩本欽一(72才)。最近では、2月14日に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」に出演。司会のタモリ(68才)に対し、「オレ、(タモリのことが)大嫌いだよ!」と発言し、「犬猿の仲は本当か?」などと話題になった。
ことの真相を欽ちゃん本人に尋ねると、今から35年ほど前、こんなことがあったという。
近所に住んでいたタモリが、深夜アポなしで欽ちゃんの自宅を訪問した。放送作家と番組の打ち合わせ中だった欽ちゃんの前で、朝までしゃべり続けるタモリ――その結果、寝不足・打ち合わせ不足で、その日の番組収録はさんざんな結果になったという。それ以来、『いいとも!』の出演オファーも断り続けていたというのだ。本当にタモリのことが嫌いなのか?
「違うの(笑い)。“好きだよ”って言ったらウケないから、逆に“嫌いなの”と毒づいたんです。夜の11時に突然やってきて、それから8時間、イグアナのモノマネとか四か国語マージャンとか、持ちネタをずっとやり続け、居合わせた放送作家の連中は“タモリっておもしろいな!”って大感動しちゃって。“このヤロー、コメディアンのオレをこんなに笑わせやがって”って思って。でも、すごい奴だと感心しましたね」(萩本、以下「」内同)
その一方で、30年あまり『いいとも!』出演を断り続けていたのには、こんな理由があったという。
「『テレフォンショッキング』には何度か出演のオファーをいただいたんですが、コーナーお約束の友達紹介がなかなか難しい。『じゃあ、見栄晴くん(47才)で』とか番組の人から言われたんですが、それじゃちょっと悲しいでしょ(笑い)。かといって、渡哲也さん(72才)とかだと迷惑をかけてしまうし。この間は、友達紹介がなくていいっていうんで、OKしたのよ」
『いいとも!』でのタモリについては?
「ぼくなんかだと司会だけやってるのに、タモリさんは各コーナーで誰かに司会をまかせ、自分も一緒に遊ぶ。あのいつまでも若い感覚は感心するね~」
※女性セブン2014年3月13日号