『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の終了までのカウントダウンが始まっている。『テレフォンショッキング』のコーナーには久米宏、とんねるず、三浦知良(横浜FC)など豪華ゲストが続々と出演。2月14日には、お笑い界の大御所である萩本欽一が番組初登場。かつて近所に住んでいたことを明かすなど、久々の対面となった2人の対談に番組は盛り上がった。
そのなかで、萩本はタモリに「最後は誰も呼ばないで1人でずっとしゃべりなよ」と提案。最後の放送での“1人喋り”は実現するのだろうか。
祝日になれば2ケタ近い視聴率をマークするが、平日は5~6%のあいだを行き来している『いいとも』。実は、終了間際になって、ヒット企画も登場している。テレビ局関係者が話す。
「平日の月曜日だった2月10日、東進ハイスクールの林修先生が主軸となるコーナー『じっくり話し太郎』で、タモリさんと林先生の2人でトークをすることになりました。『友達はいらない。諸悪の根源である』『やる気のあるものは去れ!』などこれまでのタモリさんの名言を集め、本人に真相を聞くというものでした。
タモリさんは『友達の数が多いと人生が豊かになるなんてとんでもない勘違い。結局、その“輪”以上のことができない気がする』などと独自の世界観を披露したんです。すると、この日の『いいとも』視聴率は8.9%と跳ね上がった。もちろん、同時間帯トップを記録。終了発表以降も、5~6%と伸び悩んだ数字が一気に上昇しました。『タモリさんにじっくり話を聞く』という企画が起死回生の一発となったわけです」
そう考えると、『いいとも』終了が決まっても、タモリ人気に衰えはないように思える。
「関連本も次から次へと発売されているように、タモリさんへの注目は『いいとも』終了が近づくにつれ、尻上がりに増しています。事実、タモリさんにスポットを当てた企画で、視聴率がついてきた。萩本さんの『最後は1人でしゃべりなよ』という提案の実現度は、高いとみています。
しかも、最後の放送日となる3月31日は月曜日。要するに、他の曜日と比べて、月曜日だけ1回多い。月曜レギュラー陣を24日限りで終了にしても不公平さも不自然さもない。可能性は十分あると思いますよ」
はたして最終回に、タモリの1人喋りは実現するか。