早起きは三文の得というが、早起きが苦手な人も少なくない。静岡県の会社員・Kさん(48才)の奥様も、早起きが大に苦手というが、朝のパートを始めることになったという…。
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早起きが苦手で毎日10時過ぎまで寝ている妻(51才)が、近所に新しくできた弁当店でパートすると言い出した。
今まで普通の時間帯でも勤まらなかったのに早朝の6~8時。「雇い主に迷惑かけるからやめとけ」と止めたけど、「だからこそよ! 毎日10時まで寝ていたんじゃ一日がもったいなくて。仕事すれば早起きの習慣ができるわよ」といつになく強気なんだ。
なら朝食も作ってくれるようになるだろうと、オレも柄にもなく甘い夢を見ちゃったんだよな。
パートを始めて3日目まではよかった。すがすがしい顔で帰宅して「やっぱり早起きはいいわ~。これ、お店のお総菜」と店から分けてもらってきた肉じゃがで久々にふたりで朝食。
しかし4日目、朝5時にオレの肩をゆすると「ダメ。限界。眠くて死にそう」と。どうするかと思ったら「仮病をつかって休もうと思うんだけど、ちょっと聞いてくれる?」だとさ。
「すびばせぇ~ん、ぎのうの夜がら風邪気味でぇ~。クッシュン! ぎょう、やずばぜでいだだげばぜんが…て、どう?」
仮病の練習してんの。そんな元気があるなら、パートに行け!
※女性セブン2014年3月13日号