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羽生結弦にハマる人たち 個々人の妄想の世界へ一直線になる

 ソチ五輪で見事に金メダルを獲得した、男子フィギュアスケートの羽生結弦(19)。人気が高まるのは当然にしても、その過熱ぶりはあまりにも凄まじい。

 だが、羽生を「ユヅくん」と呼び、彼にハマる人たちの感覚はそれとはまったく異なる。それは個々人の妄想の世界へ一直線なのだ。

「スッと切れ長の目で、黙っていると美少年。でもニコッと笑うと、まるで少女のよう。萩尾望都や竹宮恵子の漫画の世界にいた男子が、間違って現実に出てきてしまった感じです。憧れの王子さまっていうより、触れてはいけない存在というか……。

 毎日、一日中ユヅくんのことを考えすぎて、おかしくなりそう。とりわけキス&クライのユヅくんが好きで、何度繰り返し見たことか」(40代主婦)

「たまに不安そうになる子犬のようなつぶらな瞳に母性本能をくすぐられる。膝枕をしてあげることを想像するだけでご飯が何杯でもいけます」(30代OL)

 ちなみにキス&クライとは、演技を終えた後にコーチたちと共に採点を待っている場所のこと。この時の羽生の姿に“萌える”という女性は数多い。

「頬杖をつきながら採点を待っているさまは、まさに乙女。プーさんのぬいぐるみを嬉しそうに抱えている姿には胸キュンです。ああいう姿を見ると私たちのことも素直に喜んでうけいれているんだろうな、って思える」(40代女性)

 念のために説明すると、羽生はディズニーのキャラクター“くまのプー”が大好き。彼の部屋はプーさんのぬいぐるみで埋めつくされ、演技の後に鼻をかむティッシュケースにもプーさんの絵がついている。

「セクシーでオーラ全開な演技が終わった後、厳しい表情一転、ハニカミ顔に。そしてプーさんのティッシュケースからティッシュを出して鼻をかむ。そのギャップがたまらない。

 そのうえ、手の振り方。胸の前でちっちゃく小刻みに振る乙女な姿を見せられた日にはもう……」(50代主婦)

 もう……何なのかは、怖くて聞けません。

※週刊ポスト2014年3月14日号

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