国家の貧しさは経済指標だけで示されるものではない。先進国の仲間入りを果たしたと喧伝する韓国が、実際は世界から“ヘンな国”と呆れられている証拠が「OINK」(オンリー・イン・コリア=Only in Korea)という言葉の存在だ。「韓国でしか起こらない、普通ならあり得ないこと」といった意味で使われる。「OINK」の事例をジャーナリスト・室谷克実氏が解説する。
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2006年12月に女性家族省は「忘年会の帰りに買春をしないと誓約したグループには最高100万ウォン(約10万円)の報奨金を出す」というキャンペーンを発表。
違法であるはずの買春が常態化していることを政府が自ら認めてしまったのだ。海外メディアに批判され中止に追い込まれた。
※SAPIO2014年3月号