子供を育てるうえで、保育園や学校での生活や受験、就職活動など、気になることは多い。そのすべてにかかわってくるのが経済的な不安だ。
ソニー生命保険の調査によれば、未就学児の子供を持つ親の8割が教育資金について不安を感じている。その理由で最も多いのは、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」というもの。
実際、どのくらいかかるのか。子供の学習費については文部科学省の公表データが詳しい。平成24年度の調査では、幼稚園3才から高校卒業までの15年間の学習費総額(教育費、給食費および学校外活動費の合計)は、すべて公立に通った場合は約500万円、すべて私立に通った場合は約1677万円。
前回調査ではそれぞれ、約504万円、約1702万円なので、若干の減少は見られるものの、消費税増税を含めた昨今の状況を考えると、やはり不安だ。
※女性セブン2014年3月20日号