気持ちいいほどの「ぶっちゃけ」だった。3月2日に放送されたテレビ東京の開局50周年記念番組『50年のモヤモヤ映像大放出! この手の番組初めてやりますSP』で、MCを務めた大橋未歩アナ(35)が、こういってのけたのだ。
「テレ東は、基本(他局を)落ちた人間の集まりです。そう、私もです!」
これは、テレ東(旧・東京12チャンネル)の大先輩である田原総一朗氏が、「(テレ東は)制作費が安い。偏差値も低い。TBSやNHKに入った人間がテレ東には来ないもん」といったことを受けての言葉だった。この場面を見たテレ東社員は感慨深げに語った。
「他局に落ちたことをここまで堂々といえるのは、やっぱり最近のテレ東絶好調のおかげでしょう。大橋アナは、アナウンススクールに通っていたテレ朝こそ最終面接に進んだものの、大手局は全敗。フジテレビなんて1回目の面接で落とされたそうですからね。
今ウチは、そのフジを冗談抜きで射程にとらえるところまで視聴率が上がっている。彼女はウチの入社面接で、“私が入れば、視聴者はチャンネルを12に合わせるようになります!”と大きく出て、内定を勝ち取った。さしずめ13年越しのリベンジといった思いがあったのかもしれません」
※週刊ポスト2014年3月21日号