日本スポーツ振興センターは3月2日、J1・J2開幕節を対象にした第678回『10億円BIG』で、10億2円の1等が3口出たと発表した。1口はネット販売だったが、残りの2口は東京の『京急品川駅構内宝くじ売り場』と、千葉の『ジョイフル本田千葉ニュータウン店宝くじ売り場』だった。
『京急品川駅構内宝くじ売り場』は、駅構内2番ホームにあり、しかもJRへの乗り換え口へ向かう階段の裏側という、なんとも目立たない場所にある。もともと3000円や5000円といった小口の当せんがよく出ると口コミで評判になっていた売り場だが、ここ10年は“億”を超える当せんは出ていなかった…。だが、今年になって状況が変わってきていたという。
「昨年末、羽田空港の国際線増便が決定したことに伴って、駅のリニューアルが始まったんです。今年の初めにはエスカレーターが新設され、トイレも改修されました。すると、直後に『miniBIG』で1等の112万円が出たんです。すると、その後も当せん引き換えをするお客さんが増えてきて。売り場に運気が来ているのを感じていました」
そう興奮ぎみに話すのは、同売り場の販売員・田村由紀さん(51才)。そんな矢先に飛び出した今回の10億円──。風水師の伊藤夢海さんはこう話す。
「トイレをきれいにしたことで悪い気が取り払われ、良い運気が引き寄せされたんだと思いますよ」
ちなみに、これまで多くの当せん者を見てきたという前出の田村さんは、購入者にこうアドバイスを送る。
「うちのお客さんは、“当てるぞ!”と気合満々に購入するかたよりは、電車の待ち時間に“あっ、宝くじ売り場があるから…”って何気なく買う感じのかたが多いんです。そういう直感に従って買う人のほうが当せんしていると思います」
※女性セブン2014年3月27日号