今や日本は人間の子供の数より犬・猫が多いといわれる空前のペットブーム。当然、OLさんの周囲でもいろんなペットが飼われています。会社の「看板犬」からナニ好きの猫、巨大イグアナ、家に転がりこんできた昔の男(?)まで、笑えるペット話を大公開します。
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りえ(広告・29歳):私、最近、近所の犬カフェにハマってるの。
さえ(メーカー・32歳):ああ、愛犬家同士で戯れてんのね。
りえ:それが、意外な人が意外な犬にデレデレでオカシイのよ。いつも携帯片手に「よし、それは入札しろ!」とか怒鳴ってるコワモテのオジサンが、ぬいぐるみみたいなマルチーズ連れてたり、声ガラガラのおかまのオジサンが天使みたいなミニチュアダックスを肩に乗せてたりしてさ~。
みさ(IT・26歳):ウチの課長も、部下にはオラオラ、犬にはデレデレの二重人格男でさ。この間も、「犬が病気で休みたい」って女子社員を「ふざけんな! 犬同伴でもいいから出社しろ」って怒鳴りつけ、その子がホントにケージに犬入れて出社したら、課長のヤツ、犬を見るなり「きゃんわ~い~い~」と乙女になっちゃってさ。挙げ句、「チョコちゃん(女子社員の犬の名前)、また来てね~」だってw
あん(サービス・28歳):会社の同僚同士でも、ペットの話が一番当たり障りがないよね。ウチら独身からしたら、子供や旦那の話題は、何を聞いても自慢に聞こえるけど、ペット自慢ならナンボでも聞いてられる。
ゆり(商社・27歳):そ~お? 「ウチのヨウム(アフリカに分布する大型インコ)ちゃんが、喋ったの~」とかいって、スマホに吹き込んだ声聞かされたり、「足でオセンベ握りしめて食べる姿が激カワなの」とかいわれてもね~。乗れね~っての。
さえ:中にはペットで人生狂った人もいるしね。会社の先輩なんだけど、上京して以来ずっと飼ってた猫を亡くして、ひどいペットロス→うつ→休職→退職→九州の実家に戻るって道を辿った時は、怖くてペットなんて飼えないなって思ったよ。
みさ:私がよく出入りしてる外資系の会社も、ちゃんと社員証も持ってる「看板犬」がいるのがウリでさ。ところが、その看板犬、犬種が同じだからよく分かんないケド、密かによく入れ替わってるのよw どうやら、来客に触られまくるストレスと、仕事でイラついてる社員から密かにイジメられるストレスとで短命らしい。
ゆり:可哀想に。
※週刊ポスト2014年3月14日号