この3月に、学習院初等科を卒業される愛子さま。2013年6月には小学校生活最大のイベントである修学旅行で奈良と京都へ。世界遺産の法隆寺や東大寺の大仏などを巡られた。
「修学旅行の目的は、《集団の中で自主的に判断して行動することができる》ということ。この旅には、ドライヤーなどは持っていけない決まりになっていたため、髪を洗った後に、ロングヘアだと乾かすのが大変なんです。そこで愛子さまは長かった髪を思い切ってバッサリ切られました。そのショートヘアーに“自立”を感じましたね」(学習院関係者)
これまでなら愛子さまのお泊まり学習の際には、不安と心配から神経質になられていた雅子さまも穏やかなご様子だったという。
そして迎えた10月の小学校生活最後の運動会──組体操の最後の演目・七段ピラミッドで、最下段でお友達を支えられている愛子さまの姿をご覧になられた雅子さまは、感極まって涙をこぼされた。
「この涙は“ご自身の子育てにひとつの区切りがついた”というものだったのではないでしょうか。この6年間、(いじめ問題などを含め)さまざまな問題がありましたが、雅子さまと愛子さまは母娘の固い絆で乗り越えられました。そんな出来事を思い返されながら、立派になられた愛子さまの姿をご覧になり、安堵の思いで胸いっぱいになられ、流された涙だったと思います」(宮内庁関係者)
愛子さまの“自立”が好影響を与えたのか、雅子さまもこのころから皇太子妃として公務を果たされる機会も増え、“復調”の兆しを見せられている。
※女性セブン2014年3月27日号