国内

柏通り魔事件竹井容疑者 少年院時代の呼び名は「レッドマン」

「仲間うちでは竹井のことを“レッドマン”と呼んでいた。普段は色白だけど、キレるといつも顔を真っ赤にして怒っていたから」

 刃物を持った男に4人が突如襲われ、うち1人が死亡、1人が軽傷を負った千葉県柏市の連続通り魔事件。逮捕された竹井聖寿(せいじゅ)容疑者(24)の数々の奇行が連日報じられているが、その異常行動は、かつて少年院にいた頃も周囲を震え上がらせていた。

 冒頭の証言を寄せたのは5年前に関東地方の少年院で竹井容疑者と同室だったというAさんだ。竹井容疑者本人が書いたとされている動画投稿サイトのプロフィールによれば、「過去に少年院に2回入っていた」とあり、確かにAさんが少年院に入所していた時期と一致する。

「自分は18歳から19歳の終わりぐらいまで2年近く少年院にいましたが、自分が入った半年くらい後に、同い年だという竹井が入ってきました。ふだんはおとなしくて、どちらかといえばイジメられるタイプ。でも、キレると何をしでかすかわからないので、みんなから厄介者扱いされていた」(Aさん)

 最大7人が共同生活を送る部屋で竹井容疑者と1年ほど一緒に過ごしたが、この男の行動はまったく予測できないものだったという。

「足を踏まれてからかわれてもおとなしくしているのに、何かの拍子でいきなりキレると所構わず大暴れする。寮父室という学校の職員室みたいな部屋に呼び出された際に、机の上にあったセロハンテープやら備品やらを全部弾き飛ばして怒鳴り散らしていたこともありました。食器を洗う当番の時にも、急に食器をひっくり返したり……。そういうことが度々あったので、竹井は単独室という独房の常連だった」(Aさん)

※週刊ポスト2014年3月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン