ジャニーズ、フィギュアスケート、韓流など、いろいろなものにハマる女性たち。その実情とはどんなものなのか。一体どれだけの情熱をもって取り組んでいるのか――3人の「ドハマり女性」に座談会を開いていただきました。
【座談会参加者】
ジャニ絵:48才。嵐、セクゾ、キスマイ、Jr.は網羅。ジャニヲタ(ジャニーズファン)歴15年。
スケ美:46才。フィギュアスケートの世界に魅せられ8年。海外の試合も、労を惜しまず参戦。
トン子:51才。入り口はヨン様。東方神起がデビューしてトンにドハマり。年間30公演は通い詰める。
ジャニ絵:オリキ(追っかけに力が入っている、熱心なファンのこと)時代もあったけど、ヲタ仲間以外とはなかなか会えなくなって。ヲタをやめたら毎日予定が入ってキラキラするのかと思って、一時期やめてみたんです。でも、やめたら希望とか生きる意味とか、なんにもなくなっちゃった。で、もう一度ライブに行って実際に彼らに会ったら…なんていうか、心臓の毛がよだつ。こんなものはほかにない。ヲタをやめるのは無理だって腹をくくりました。
スケ美:私もソチ五輪のフィギュアスケートを見るために百数十万円かかったけど、全く後悔はしてないですね。テレビでは映らない、リンクでしかわからないことも見られた。(浅田)真央ちゃんの調子が悪い時は6分間練習でわかる。
飛ぼうと思ったのに誰かが来たらやめたり。いい時は、周囲の選手が弾き飛ばされる感じ。今シーズンも生で4回見て、そしてソチのあのフリー演技(思い出し、うるうる)! 見に行かなかったら、どれだけ後悔したか…。
トン子:この間、後輩に「トン子さんも、バブルの時は羽根の扇子振ってたんですか」と聞かれてあっと気づいたの。私、あの頃地味だったから、そういうことを全くやってなかったけど、うらやましかったのかな、その分、今はうちわを振ってるじゃんって。友人も、若い頃コンサートなんて全く行ったことのない“箱入り”だったのに、「今は主要アリーナなら任せて」って、ひとりでも地方ツアーに参加してる。
ジャニ絵:昔できなかったことを今やってる人、多いですよね。
トン子:ヲタ以外はあまりないっていうけど、同じライブに何度も行きたい。その日、何が起きたかわかってないことが嫌。私と彼らの歴史に“立ち会ってない”があってはならないもの。
スケ美:私もです! 有休取って試合を見に行かないとダメなので、普段は絶対病欠はしない、風邪をひかない、というのがモットー。残業や休日出勤も進んで引き受けてます。
ジャニ絵:家族にもうまーく言い訳します(笑い)。
※女性セブン2014年4月3日号