草食男子全盛のこんな時代だからこそ、「男はワイルドであるべきだ!」と主張する男性も少なくないが、ワイルドを履き違えてしまうとエライことになってしまう。千葉県に住む女性Mさん(44才)が、夫(45才)のエピソードを紹介します。
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うちの夫は温水洗浄便座が大嫌い。「大の男がいちいち尻なんか洗ってられるかってんだ~。紙でぎゅっとふき取るほうが早いし、気持ちいいんだよ」と言って家に設置させてくれないのよ。
そんな夫を私は陰で“野蛮人”と呼んでたんだけど、この男と結婚20周年記念日だからって高級レストランに行ったのが、そもそもまちがいの始まりだったのよね。
レストランのトイレから出てきた夫が興奮気味で「かあちゃん。オレよ、ボタンを押し間違えて、使っちゃったよ。あの水が出るやつ。シューッて尻めがけて、ありゃ、クジラの潮吹きか水鉄砲だな」って、飲み慣れないワインが効いてきたのか、いくら目配せしても止まらない。
「オレ、切れ痔だろ。ここに水鉄砲を命中されたら痛いのなんの。ひゃはは。尻の穴が裂けるかと思ったよ~。いやあ、家の便所についてなくてよかった、よかった」
さすが高級レストラン。周囲は聞こえないフリしてくれたけど、ほんと、生きた心地しなかったわ。
※女性セブン2014年4月3日号