ラジオの昭和史に残る最大の番組であり、いまだに人気が衰えないモンスター番組『オールナイトニッポン』。稲川淳二(66才)も、過去にパーソナリティーを務めたひとり。1976年4月~9月の水曜2部、1976年10月~1977年9月の月曜2部を担当した。
稲川のタレント人生は、『オールナイトニッポン』から始まった。
「ぼくが司会をした友人の結婚式で番組のスタッフと出会い、ニッポン放送に呼ばれ、そのまま生放送のパーソナリティーに抜擢されたのが最初です。あの時は、夢中で2時間しゃべりっぱなし。CMの存在も忘れていました」(稲川・以下「 」内同)
翌週からは、“電話がかかってきたら局へ出向く”ということを繰り返し、1976年4月に正式レギュラーになった。
「今はぼくの代名詞となった怪談話をしたのも、この番組から。その前のぼくは工業デザイナーをしていたのですがこの番組出演がきっかけで、完全に人生が変わっちゃったんです」
※女性セブン2014年4月3日号