小林旭(75才)と浅丘ルリ子(73才)という、かつて事実婚状態にあったふたりの44年ぶりの共演で話題となった舞台『熱き心で突っ走れ!』が、今年も3月19日から始まった(6月30日まで)。しかし、その裏で大きなトラブルが勃発していた。
《初日4日前の一昨日の夜、突如、降板させられ出演しなくなりました》
自身のフェイスブックにこう綴ったのは、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で泉ピン子(66才)演じる小島五月の小姑役を演じた東てる美(57才)だった。1974年に日活で初出演を果たした東にとって、日活ニューフェイス3期生の小林は大先輩にあたる。しかし、東はフェイスブックでこう怒りをぶちまける。
《先輩では有りますが小林旭氏の執拗なまでの演技指導??あれはイジメとしか言いようが有りません》
《イジメで自殺する人の気持ちがわかります》
一体何が起きているのか。事情を知る芸能関係者が明かす。
「東さんは今回からキャスティングされたんですが、病気で途中降板をした人が出た関係で急遽、彼女の役が、小林さんのお母さん役に変わってしまったんです。20才ほど年上の小林さんの母親役というのはそもそも無理があったんですが、東さんは公演が近かったこともあり、やむを得ず引き受けたんです。ですが、本読みになると“声が若すぎる”“それじゃダメだ”と小林さんの執拗な演技指導が始まったみたいで…」
小林の母役とはいっても、舞台の設定上は30代。それゆえ東が「30代の役なので、そんなしゃがれた声じゃなくてもよいのでは?」と提案しても、小林は全く聞く耳を持たなかったという。
「声から始まった演技指導は舞台上での立ち位置やセリフの間へと広がっていき…。小林さんは東さんだけを毎日のように怒鳴ってました。東さんとしては最後までやり通すつもりだったんですが、結局は小林さんから何の説明もないまま突如降板させられた形になったんです。後日、舞台を運営する会社から東さんには謝罪があったのですが、小林さんからの謝罪はないまま…。東さんは“弁護士を立てて抗議する”とブチ切れたんです」(前出・芸能関係者)
東の怒りはとてもおさまりそうもないが、はたして裁判にまで発展するのだろうか。
※女性セブン2014年4月10日号