いよいよ3月28日にセ・パ同時開幕するプロ野球。開幕直前、ファンにとって気になるのは、やはり優勝の行方だろう。野球評論家の広澤克実氏に占ってもらった。
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セの優勝は巨人。いかんせん他の5球団が弱すぎる。
巨人を追うのは阪神。能見、メッセンジャー、藤浪、榎田大樹の4人の先発の柱がいる。残りの4球団は、絶対的エースがこければ沈む、3位もあれば最下位まであるという状況だ。
期待できるのは横浜。新人捕手の嶺井博希はインサイドワークが良く、将来球界を代表する捕手に成長する可能性がある。正捕手だった鶴岡一成が阪神に移籍したのも好材料。
パではソフトバンク。楽天は優勝が選手にどう影響するか。自信にも油断にもなるので、2位から5位まである。
最下位は日本ハム。ロクな補強をしていない。二刀流の大谷翔平の起用に首脳陣の迷いが見られるのが気がかりだ。
※週刊ポスト2014年4月4・11日号