17年続いた『はなまるマーケット』(TBS系)が終わると、4月からは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の後継番組『バイキング』の木曜日のレギュラー出演と、朝の新番組『なないろ日和!』(テレビ東京)の司会が決定している薬丸裕英(48才)。
息つく暇もなく働き続ける薬丸だが、“堅実な家計簿”を維持すべく、仕事を詰め込むのには、ある理由があった。
薬丸家は、妻・石川秀美(47才)と3 男2女の子供を抱える大家族。次男はスペインにサッカー留学、長女はハワイに留学。さらに5億円豪邸のローン残高は、いまだ2億5000万円ともいわれている。
「この状況のなかで“年間1億円”ともいわれる『はなまる』のギャラがゼロになることは、まさに死活問題なんです。彼には休んでいる暇なんかなく、これからもテレビに出続けて、家族のために稼がなければいけないんです」(薬丸家知人)
2010年に同時間帯で『あさイチ』(NHK)がスタートした影響を受けて、この数年は視聴率が3%台に低迷していた『はなまる』。
さらに昨年11月に本誌が報じたように、岡江が「母親の介護をしたい」と降板の意向を示していて、番組の終了はある意味、やむをえないものではあった。
薬丸は3月いっぱいの終了を告げられたとき、「ぼくは50才までやりたかった…」と、ショックを隠せなかったというが、同時に彼は、すぐに“次の手”を打ち始めていた。
「とくにこの3か月くらいは、自ら営業活動に勤しんでいました。レギュラー出演する『出没!アド街ック天国』(テレビ東京)のつながりで、テレ東のスタッフと一緒に食事に行ったりして、自分を熱心に売り込んでいました」(テレビ局関係者)
この間、薬丸は自分で「こういう番組にしたい」とプレゼンをして、ギャラの交渉まで自分でやっていたという。
「フリーアナウンサー並みの、安めのギャラを薬丸さん自ら局側に提示していたそうです。“高額で単発の仕事”というのではなく、1本のギャラは少なくても、あくまで定期的な収入になる“レギュラー”を取るほうを優先していました。この辺り、本当に堅実なかただな、とみな感心していました」(前出・テレビ局関係者)
新レギュラー番組が同時に2本も決まったのは、彼のこんな努力の賜物だったようだ。
※女性セブン2014年4月10日号