外からは、華やかに見える女子アナ界だが、実際のところ、派閥争いは凄まじいものがある。たとえばフジテレビでは「カトパン会」や「中村(仁美)ゴルフ軍団」などがある。そんな「派閥」だが、最大派閥の崩壊で混沌状態に陥ったのが日テレだ。
「長年、“お嫁さんにしたい女子アナ”として女子アナグループを束ねてきた清純派の馬場典子アナ(39)が、経費に関する疑惑を報じられてまさかの失脚。馬場アナと組んでいた古市幸子アナ(40)まで営業局に異動し、『馬場会』は風前の灯だった。そして、ついにこの3月で『ZIP!』を降板することが決まった」(日テレスタッフ)
馬場失脚の背景に日テレ内のパワーバランスの変化を見る向きもある。大手プロダクション関係者の話。
「もともと日テレは、前アナウンス部長である鷹西美佳さん(51)や木村優子・現部長(53)による恐怖政治で有名で、夏目三久アナ(29)らの世代の退社ラッシュの責任を問う声もあった。木村アナのお気に入りの馬場アナの降板が決まったのは、“木村体制”弱体化の兆候かもしれません」
何やらキナ臭いが、この間隙を縫って今、日テレでは若手アナが好き放題に振る舞い始め、“無政府状態”の様相を呈しているという。
「没落する馬場会を尻目に、我が世の春を謳歌しているのが、食いしん坊キャラで人気の水卜麻美アナ(26)を頭とする『水卜会』です。徳島えりかアナ(25)、杉野真実アナ(24)、久野静香アナ(24)ら20代の若手メンバーが水卜アナをひたすらヨイショする会で、年下好きの水卜アナは『お姉さんだと思ってね』と口にするなどノリノリです(笑い)」(前出・日テレスタッフ)
※週刊ポスト2014年4月4・11日号