来年度入社を目指す大学生の就職活動が本格化している。業界によっては、すでに内定を出している企業もある状況だ。そうしたなかで、ライバルでもある他の就活生との関係性に頭を悩ませる学生も少なくない。現在就活中の男子学生Tさん(私大3年)は共に就職活動をする同級生に、「頭にくるヤツ」がいると話す。
「一番頭に来るのは、同級生に説教をするタイプの奴。先日は『俺はインターンとか行って企業について知る努力をしているけど、お前はなんの努力もしてない。俺は官公庁のシステム開発をして社会に貢献したいけど、お前は志望動機とかないだろ?』と言われました。他人の努力なんて分からないのに、インターンとか行くと調子に乗るんですよね。
基本的に就活は、同級生と情報交換をしながら一緒に闘うという人が多い。でもこういう友達を否定するような奴は、絶対に会社に入ってもうまく行かないだろうな、って思います」(Tさん)
またマスコミ志望の男子学生Sさん(私大3年)も、同級生からダメ出しをされるのが大きなストレスだという。
「この間、俺が意気消沈していたときに同級生の就活モンスターから『努力は必ず報われるから!』とか『マジに行こうぜ!』とか、色んな名言をもらいました。でもそいつ、基本的にAKB48のコンセプトと同じこと言ってるんですよね……。
他にも『斜に構えて達観している俺カッケー、っていう奴は絶対内定ゲットできないから』とかドヤ顔で説教してきたんですが、『それ、お前のことだろ』と思ってしまいました。こういうストレス要因もあるので、就活は友達と群れてやらない方がいいですね」(Sさん)
就職活動を勝ち抜くためには、周りの就活仲間との関係性も重要となるようだ。