ライフ

アサイーに続くスーパーダイエットフード「キヌア」の栄養値

 マテ茶やアサイーなど南米産の“スーパーフード”ブームが続くなか、品切れ続出でブレーク寸前なのが「キヌア」だ。米国の歌手・ビヨンセ(32才)が長女出産後、たった3か月で約26kgのダイエットに成功したのだが、最大の要因は、“穀物はキヌアのみ”に絞ったからだという。モデルのミランダ・カーもお気に入りの、このマジカルフードを大研究。

 キヌア(Quinoa)とは、南米のアンデス地域で栽培されているアカザ科の一年草。花穂にできる直径2mmほどの小さな種子を収穫・脱穀して食用とする。現地では5000年ほど前から食されていたとされ、国連の国際キヌア年(2013年)をきっかけに世界的なブームに。

「キヌアは栄養価が極めて高く、ボリビアでは妊婦さんに無料で配布され、学校給食にも採用されているんです」と、キヌアの普及・研究に携わり、現地の事情に詳しく、東京農業大学でスペイン語講師も務める日高憲三さん。

 キヌアには、9種類の必須アミノ酸のすべてがバランスよく含まれ、牛乳に匹敵するほど良質なたんぱく価を誇る。また、女性に不足しがちな鉄分が精白米の約5倍、カルシウムは6倍、食物繊維にいたっては10倍と、たしかにスーパー級の健康食品なのだ。

 さらに、体内で女性ホルモンと似た働きをするフィトエストロゲンも含まれているため、更年期症状の改善や、豊富なカルシウムとの相乗作用で、骨密度低下の抑制や美肌効果も期待できそうだ。

「私はご飯に炊き込んで毎日食べているんですが、そのおかげか、体調がいいように思います」と言う日高さん自身、とても50才には見えない若々しさ。これもキヌアのアンチエイジング効果なのかもしれない。

 ただし、キヌアだけを一度に大量に食べるなど、極端なダイエットはダメ。大切なのは「適量を毎日続けること」(日高さん)だ。

※女性セブン2014年4月10日号

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン