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植松晃士 春夏ボトムスはパンツをいかに綺麗にはくかが重要

 正しいオバサンのありようを鋭く分析するファッションプロデューサーの植松晃士さん。今回はこの春、買うべきアイテムについて教えてくれました。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう!

 街はまさに春爛漫。お花たちは今を盛りと色とりどりに咲き乱れ、人のお鼻からはお水がたらたらと…。花粉症のかたにはツラい時期です。

 とはいえ春はおしゃれの季節。重いコートを脱ぎ捨てて、軽やかにおしゃれを楽しみましょう! 冬の間、「ダウンコートの中身は、ほぼジャージー」で済ませていた人も、これからはそうはいきません。「おしゃれ? なにそれ、おいしいの?」なんて言ってるようではオンナも終了ですよ。

 今回はこの春、買うべきアイテムを徹底解説します。今年の春夏のトレンドは、なんといってもレースと花柄。特にどんな女性でもかわいらしく見せてくれるレースは絶対に見逃せません!

 この春のレース遣いの特徴は、トップスの前身ごろだけレースとか、お袖だけがレースとか、あるいはニットにあしらわれたりとか、「部分遣い」が目立つこと。質感も薄手で繊細なものより、厚手のコットンなど、しっかりした素材がトレンドです。

 代表的なのは、生地に刺繍をほどこし、刺繍をしていない部分を切り抜いたカットレースと呼ばれるもの。

 ですが絶対に避けていただきたいのは「全身レースてんこ盛り」です。日本には「ロリータ系」という立派なジャンルがあって、アジアや遠くヨーロッパでもブームとなっているようですが、ああいった装いはお若いかたにお任せしましょう。同じことをオバさんがすると“壊れたフランス人形”みたいに見えてしまいますよ。

 私のオススメのコーディネートは、ボトムはパンツで決まり! 冬はスカートにタイツとブーツという手段もありましたが、春夏のスカートスタイルならばやはりナマ足。でも、ほら、妙齢の女性のナマ足は、見せられるこちらも、少々キツいものが…ね。

 かといって肌色ストッキングは冠婚葬祭の時くらいしか穿かないでしょう? となれば春夏のボトムスは、パンツをいかに綺麗に穿きこなすかがポイント。パンツは皆さん、得意分野ですよね?

※女性セブン2014年4月17日号

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