国立お茶の水女子大といえば国内最高峰の名門女子大として知られる。その附属高校も130年以上の歴史を持つ「日本初の女子高」だ。しかしいま、この女子高が「共学化」の噂で持ちきりとなっている。なぜ長い伝統を破り、男子学生を迎え入れる動きが起こっているのか。学内では「将来の皇位継承者である悠仁さまの存在が決め手になった」ともっぱらの噂なのだ。
すでに受験業界では、同高校の共学化は「既定路線」ととらえられている。都内の進学塾関係者が耳打ちする。
「附属小にお子さんを通わせている保護者の方によれば、すでに学校側は文科省と内々に話し合いを重ねていて、共学化は準備段階に入っていると聞かされたらしい。我々受験業界の人間からしてみれば、公式に発表されてから“エッ、そうなんですか”では遅すぎる。
何年後に共学化となるのかは不明ですが、情報収集を進めています。同時に、小・中学校受験を考えている男の子の親御さんには、積極的に『お茶の水』への受験もすすめている」
これは学外の噂の域にとどまらない。学内の関係者からも同様の情報が聞こえてくる。中には「具体的な時期」に言及する人物もいた。
「今年1月の附属小6年生の保護者会では、“5年後をメドに附属高が男子の新入生を受け入れる”と具体的な話が学校側から出たといわれている。
なぜ『5年後』なのかという点も話題になりました。ここからは父兄の間の推測なのですが、それは4月から小学2年生になった悠仁さまが高校に入学するまでに、第1回目の男子卒業生を出して実績を作っておきたいからだといわれています。悠仁さまが入学するときには共学になって4年目で、卒業生もいて、上級生もいるという状況をつくりたいのだそうです」(附属小のPTA)
現行の体制では、同小の男子生徒は同附属中卒業後、女子高である附属高には進学できない。そのため、別の学校を受験せざるを得ない。それは、悠仁さまとて例外ではない。だからこそ伝統を覆す「高校共学化」がここまで現実味を帯びているというのだ。
※週刊ポスト2014年4月18日号