数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリストの山路徹氏が女性セブン読者のお悩みを解決。今回は、夫にある疑惑を向ける奥様からの相談です。
【読者からの相談】
夫がソチ五輪以来、フィギュアスケートの羽生結弦選手にハマっています。「こんな美しい19才は見たことがない」と言って、毎日録画した羽生選手の映像を見ているんです。まさか男性に目覚めてしまったのでしょうか。(42才・パート)
【山路徹のアドバイス】
ダンナさんの気持ちは理解できます。性別を超えて、美しい、かっこいいものに惹かれるというのは人間、誰しもあると思います。
ぼくも羽生選手を見て、かっこいいと思いましたし、魅力的に映りました。それは彼がただ単に見た目が端正だからというわけではなく、魂のオーラを感じるから。小さいころから練習を重ね、さらに東日本大震災では被災するなど、さまざまな苦労やアクシデントを乗り越えて、磨いてきたものがあるから、光り輝いて見えるんです。
リンクで見せるきりりとした表情と演技を終えたときのくったくのない笑顔。そのギャップには男女関係なく、魅了されるはず。
ぼくが韓流スターに惹かれるのも同じ理由です。ヒョンビンやピなど韓国の男性スターには見た目だけでなく、中身からにじみ出るような美しさがある。男性のぼくから見てもドキッとすることがありますし、かっこいいと思って彼らが出るドラマを見直すこともあります。
だからといって、ぼくが彼らに抱かれたいとは思いませんよ(笑い)。あくまで美しいものを美しいと感じる芸術的感性からくるもの。そう考えるとあなたのダンナさんはとても感性が豊か。色眼鏡で見ないで、ぜひ、芸術的センスがある人だと思って温かく見守ってあげてください。
※女性セブン2014年4月17日号