【書籍紹介】『謝るなら、いつでもおいで』川名壮志/集英社/1500円+税
10年前に起きた「佐世保小6同級生殺害事件」。被害者の父親は全国紙の地元の支局長。そして本書の著者は、当時〈悲劇をともにかなしみ、痛みを分かち合うことすらできずに、新聞記者としての役割をまっとうした毎日〉だったという直属の部下で、被害者少女とも懇意だった──。
時を経て改めて事件当時の様子を振り返り、被害者の父、当時中学生の兄、そして加害者少女の父親へのインタビューと合わせて構成したノンフィクション。
※週刊ポスト2014年4月18日号