『笑っていいとも!』(フジテレビ系)からバトンを受け取った『バイキング』。4月8日には視聴率4.4%を記録するなど、かなり苦戦中だが、4月4日放送回は盛り上がった。
それは、レギュラーの小林麻耶(34才)が花嫁修業の一環で、大家族の自宅を訪問し、いろいろ家事の手伝いをしながら生活の知恵を拝借するというコーナーでのこと。夫妻と育ち盛りの子供6人という計8人の大家族を訪ね、そこで、月の食費は3万円と聞かされた。これに小林は衝撃を受けたようで、
「え? みなさん、ちゃんと食べてらっしゃるんですか?」とコメント。さらに若夫婦だが、コツコツ貯金をしていることを明かすと、小林はこうも言った。
「ええ~? なんか、そういうふうに見えないのに! 人を見た目で判断しちゃいけないというふうには習ってきたんですけど…」
事前に収録されたこのVTRをスタジオで見ていたレギュラーの渡辺えり(59才)は、「ほんと、失礼!」と連呼。そしてイラッとした様子でこう言った。
「なんでさ、ミニスカートはいて白っぽい格好で行ったの? 普通ならジーンズやジャージーで行くでしょ、手伝うなら」
その収録での小林は、白いミニスカートにパステルカラーのカーディガンという服装だった。彼女にとっては久々の、しかも大注目されているレギュラー番組。とびきりオシャレしたつもりだったのだろう。でもそれが裏目に出て、渡辺から公開叱責を受ける羽目に…。しかし小林はひるむことなく、笑顔でこう言い返した。
「見ました? 黒タイツをはいていたんです、私」
小林は家事をしながらスカートがめくれても大丈夫なようにちゃんと準備していったと言いたかったようだ。
その後も暴走はエスカレート。VTRで彼女は、夫妻に結婚12年目でも円満の秘けつを聞き、夫が「相性です」と答えると「体の?」と聞き返した。また子供たちに「ブス」とからかわれるや本気で怒りをあらわにしたのだった。 そんなVTRをすべて見終えた渡辺は、小林に向かってきっぱりこう言った。
「ぶりっ子すぎちゃって、安住(紳一郎)アナウンサーが“男は誰でもぶりっ子が好き”って言ってたけど、度を超してますね! だから、もうお嫁に行けないと思いますね!」
今回の小林の言動に関しては、テレビ局関係者はこう話す。
「番組終了直後はさすがの小林さんも落ち込んでいたんですが、ある意味その回は『バイキング』でいちばん注目された回となりました。だからスタッフも喜んでいたんですが、それを見て小林さんも“やった! 貢献できてうれしい!”と話していたそうです。実は小林さんはぶりっ子キャラに限界を感じていて、少し前から“これからはいっそイタいキャラでいったほうが新しいのかも”と開き直っていたんです。そういった意味で『バイキング』は、彼女の計算が成功したのかも。ただ、これで仕事が増えるかは全く未知数なんですけどね(苦笑)」
※女性セブン2014年4月24日号