愛子さまの学習院女子中等科入学式が行われた4月6日の夜、皇太子ご一家は皇居を訪ねられ、天皇皇后両陛下に入学の報告をされた。
「久しぶりに夕食もともにされました。愛子さまは“中等科でも、しっかり勉強を頑張ります”といった旨をお伝えになると、両陛下は笑みを浮かべられ、“頑張ってね”と声をかけられたそうです」(宮内庁関係者)
入学式では、報道陣を騒然とさせる出来事があった。雨があがった午前9時前、愛子さまは皇太子ご夫妻とご一緒に、学習院女子中等科に姿を見せられた。
真新しいセーラー服に紺色のスカーフをされた愛子さまは、晴れ晴れとした表情で歩を進められた。初等科時代は赤いスカーフだったが、それが紺色に変わっただけで、愛子さまの雰囲気は、ずっと大人びて見えた。
そして校門前の「入学式」と大きく書かれた看板の前で、写真撮影に臨まれたご一家。報道陣から「ご入学、おめでとうございます」と声がかかると、愛子さまははっきりとした大きな声で、「ありがとうございます」と答えられた。
さらに「今のお気持ちは?」と聞かれると、少々お困りになったのか、すっと雅子さまのほうへお顔を向けられた。すると、雅子さまは愛子さまの耳元でひと言ふた言囁かれた。それを受けて、愛子さまは、はにかんだ表情で、「(学校生活を)楽しみにしています」とお気持ちを述べられたのだった。
「これまで引っ込み思案といわれてきたあの愛子さまが、目の前で初めて肉声を聞かせてくださり、本当に驚きました。これは歴史的な瞬間ですよ」
取材した皇室記者は、こう興奮ぎみに振り返った。
国民が愛子さまの“声”を聞いたのは、2004年9月、宮内庁が公開した皇太子ご一家のホームビデオ以来のこと。
「このビデオには、当時2才だった愛子さまが“もう、いいかい”“まあだだよ”などと絵本を読まれているシーンが収められており、さらには、愛子さまが皇太子さまに対して、“パパも(読んで)!”とおねだりされている様子が映されていました。しかし、このときはあくまでビデオから流れる声でしたので、“肉声”は今回が初めてなんです」(前出・皇室記者)
※女性セブン2014年4月24日号