「消費税アップ分節約しなきゃ」と“お金”の節約を考えがちだけど、使う分量を3%節約すれば、増税をなかったことにできるのでは…という発想から食料品やトイレットペーパーなどの生活必需品で、3%っていったいどのくらいの分量なの? を緊急調査!
みずほ総合研究所によると、増税3%分が家計に与える影響は、年収300万円以下で年間5万7529円と推定される。ファイナンシャルプランナー・丸山晴美さんが語る。
「5万円超と聞くとドキッとしますが、ひと月に換算すると約4800円。1日あたりだと約160円になります。毎日、牛乳1本程度なら、工夫できるはず。極端に切り詰める必要はありませんが、消費税10%時代も視野に入れ、“ちょっと大切にする”くせをつけましょう。まずは、負担がどれぐらい増えるのかを把握して、無駄遣いをなくすことから始めてみて」
そこで、食料品や日用品などの増税分を一目瞭然に換算してみた。
もやし(250g・約50円)なら、増税分2円は約10gで、6~7本程度。
ウーロン茶(2l・約130円)は、増税分4円で約59mlとなり、コップ半分程度になる。
日用品のトイレットペーパー(30m・約30円)は、増税分1円を換算すると、1回で約3cm(1ロールで1m)となる。いつもの量を引き出して、心もち押し戻せばOK。
また、ラップ(50m・約330円)は、増税分で10円、1回で約1cm。1回の使用量が40cmの場合、皿の端ギリギリで切ればOK。
“ちょい節約”習慣をつけて、無理のない節約を心がけたい。
※女性セブン2014年4月24日号