消費税が上がった分、クレジットカードのポイントをためて賢く活用したい。そこで今回カード評論家の岩田昭男さんにポイントが貯めやすいカードの活用術を伺った。
「クレジットカードには、銀行など金融機関系の会社で審査を受けて発行してもらう、DCカードやJCBカードといった従来型のカードのほかに、“提携カード”があります。これは、楽天やヤフー・ジャパンなどのネットショップ、スーパー、デパートなどといった、そこで使うことでポイントが貯まりやすくなっているカードのこと。よく買い物するところの提携カードを選んで使えば、ポイントが貯まりやすいですよね。
また、クレジットカードを選ぶ際の目安がポイント還元率。以前は0.5%(200円につき1ポイント)が相場でしたが、最近は1%(100円につき1ポイント)が主流に。楽天、ヤフー・ジャパンに次いでアマゾンがクレジットカード業に参入し、ポイント還元率1.5%を打ち出しました。クレジットカードを作りたくない人は、現金感覚で使える電子マネーからはじめてみては? ポイントがつく分、現金で払うよりお得です」(岩田さん、以下「」同)
カード選びの3か条は次の通り。
【1】どこで買い物をするかライフスタイルを見極めるべし
「基本1%の還元率に対し、百貨店の提携カードなどは10%などの高還元率。ただし、普段百貨店で使わなければ無意味。自分のライフスタイルにあったカードを選ぶのが大切」
【2】ポイントは消費税の足しにすべし
「いつもの買い物だけではポイントが貯まらず、消費税の足しにならないなら、公共料金などもクレジットカード払いに。失効しないよう、小まめにチェックすることも忘れずに」
【3】高還元率、年会費無料に惑わされるべからず
「高還元率カードの場合、ポイントが使える場所や、お金や商品に変える方法は手間じゃないかなど確認を。また、年会費無料のカードは、必要な保証が省略されている場合も」
※女性セブン2014年4月24日号