ヘンテコリンなダンスを踊るイケメンお兄さんに子供たちが夢中──というだけの話ではない。今や踊れない子供はいないほど大人気の「ようかい体操」。テレビアニメ『妖怪ウォッチ』の主題歌である。
『ようかい体操第一』(4月23日発売)のCD発売イベントには500人以上の親子が殺到。写真で踊っているのは主題歌を歌う「Dream5」のメンバー・高野洸だ。
昨年7月に発売されたゲームソフトは出荷本数70万本を記録、テレビアニメは高視聴率で『コロコロコミック』連載のマンガも大ヒット中。爆発的な人気で“第二のポケモン”の呼び声も高い。
とりわけ子供たちにウケているのが腕時計型のオモチャ「DX妖怪ウォッチ」。今年1月に発売されるや即日完売、今やネットで定価の3倍、1万円の値がつく。この日も集まった200人以上の子供の中で、この時計をつけていたのは10人足らず。運良く入手した井口ひなたちゃん(6歳)のママがいう。
「発売日に長野の祖母が地元のホームセンターで買ってくれたんです。パパは、こちらも品切れになっている『妖怪メダル』を探して毎日コンビニ巡りをしています(笑い)」
「DX妖怪ウォッチ」にセットする「妖怪メダル」(1袋2枚入り/180円)は、発売後1か月で300万枚以上売れた。期間限定のグッズショップは、あまりの売れ行きに開店2日で営業休止になったという。
「こどもの日」はもう間近。子供たちからのおねだり攻勢は必至ゆえ、しかとお覚悟あれ。
撮影■ヤナガワゴーッ!
※週刊ポスト2014年4月25日号