昭和29年(1954年)に、『第1回全国自治宝くじ』が発売されてから、今年で60年。これを記念して4月22日より、『全国自治宝くじ発売60周年記念くじ』が全国で発売される。
通常、この時期に発売される宝くじは3月の『グリーンジャンボ』と5月の『ドリームジャンボ』の狭間にあるため、1等賞金の額も低く、規模も小さい。
しかし、この『60周年記念くじ』は、ちょっと見逃せない“お得”な宝くじなのだ。宝くじ評論家の長利正弘さんが、こう説明する。
「記念の宝くじだけあって、1等当せん金額は1億円、前後賞合わせると1億5000万円です。この時期の宝くじで1億円を超える賞金は珍しく、実に4年ぶりのことです。しかも、今回は宝くじファンへの“感謝”の意も込めて、当せん率もかなり高く設定されているんです」
過去に同時期に売り出された1億円以上の宝くじ『春のビッグボーナスくじ』(平成20年)と比べてみても一目瞭然。この『ビッグボーナスくじ』の1等当せん確率は約1167万分の1に対し、今回の『60周年記念くじ』は700万分の1。なんと当せん確率が67%もアップしているのだ。
さらに注目すべきは、当せん金額60万円の特別賞『ありがとう60年賞』だ。前述の『ビッグボーナスくじ』の3等に当たる賞なのだが、この宝くじで3等の賞金は30万円。つまり今回は金額が2倍。
しかも、当せん確率も『ビッグボーナスくじ』は10万分の1に対して、『60年賞』は5万分の1。そう、当せん確率までが2倍になっているのだ!
「普段なら“ジャンボ以外は買わない”という人もいると思いますが、今回の『60周年記念くじ』は絶対に買いです!」(前出・長利さん)
※女性セブン2014年5月1日号