31年半の歴史に幕を閉じた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)。名物コーナー『テレフォンショッキング』には、必ず“テレフォンアナウンサー”がついていた。フジテレビ関係者が話す。
「『いいとも』はフジを代表する番組でしたから、テレフォンショッキングには看板アナウンサー、もしくは期待される若手が抜擢されていました。スタジオアルタは客との距離が近く、独特の緊張感もあるので、若手にとってかなり良い経験になったはずです」
『いいとも』テレフォンアナで最後の新人は、2013年入社の内田嶺衣奈アナだった。
「例年、フジの新人女子アナは2人。ご存知の通り、『○○パン』に選ばれるほうが人気アナになるというレールが敷かれている。昨年度入社は、三上真奈アナと内田嶺衣奈アナ。正直、局内では内田が選ばれるという予測だったんですよ。でも、まさかの三上だった(笑)。『○○パン』は、上層部の独断で選ばれると言われてますから、そういうことも起こり得る。それでも、内田が『いいとも』テレフォンアナに選ばれたのもも期待されている証ですよ」(同前)
『いいとも』のテレフォンアナウンサーといえば、古くは長野智子アナや寺田理恵子アナ、“花の三人娘”と言われた八木亜希子アナ、河野景子アナ、有賀さつきアナが務めるなど人気アナの登竜門だった。
内田恭子アナや中野美奈子アナ、平井理央アナ、加藤綾子アナ、三田友梨佳アナは入社半年ですぐにテレフォンアナを務め、のちにフジテレビを支えるエース女子アナへと成長していった。芸能担当記者が語る。
「加藤アナや三田アナは、『○○パン』と『いいとも』の両方を務め、見事にブレイクしました。2人は別格としても、『○○パン』と『いいとも』に新人女子アナ2人が振り分けられたのは、千野志保アナと政井マヤアナ以来13年ぶりです」
最後の『いいとも』テレフォンアナという勲章を引っさげた内田嶺衣奈アナ。その経験を武器に、次代のエースとなれるか。