ビジネス

高須院長、学生時代ゴーストライター経験 対価として秘技習得

ゴーストライター経験を告白した高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が、様々な出来事に自由な意見をぶつけるシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、ゴーストライター問題、STAP細胞問題と、立て続けに起きた“ウソ”に関する騒動についてお話を訊きました。

 * * *
──佐村河内守氏のゴーストライター問題、そしてSTAP細胞論文問題と、ここ最近はウソだとか、ねつ造だとか、そういった問題が相次いでいます。

高須:いやあ、けしからんよ。佐村河内氏は置いておくとしても、科学の世界でウソは許されない。

──ああいうことが一度あると、科学の世界では頻繁に行われているのではないかと思われてしまいますよね。

高須:そう。データの改ざんなんてもってのほか。絶対に許さない。でも、実はゴーストライターだったら、科学の世界でもあるんだけどね。ぼくも大学院生時代にゴーストライターをやったことあるし。

──えっ!? 本当ですか?

高須:当時、ぼくの大学に支援をしてくれていたとある有名な美容外科の先生がいたんだけど、その先生が博士号をとるための論文を書くことになったんだよ。でも、まあ忙しい先生だから、研究に時間を割くことができない。そこで、ぼくが論文を書いたわけですよ。

──完全にゴーストライターじゃないですか!

高須:そう。先生はすごく感謝してくれて、お礼と言ってはなんだけどって「秘技」を教えてもらったんだよ。

──「秘技」ですか?

高須:これさえ知っておけば食いっぱぐれることがないって言われて、いろんな美容外科の技術を教えてもらったんだけど、最初に教えてくれたのが、処女膜再生の方法(笑い)。といっても、本当に処女膜を作るんではなくて、初夜の時だけ痛くなって出血すればいいっていうやつでさ。マラソンゴールのテープあるでしょ、ああいう感じで膣の両側をテグスで繋ぐんだよ。いざ挿入という時に、そのテグスのとこがブチッと切れて出血するの。

──すごい簡単な秘技ですね(笑い)。

高須:でも、開業した頃はこの処女膜手術を受ける患者さんがたくさんいたんだよ。手術時間は1分だし、患者さんに対する負担も少ないし、医者も失敗しないし、費用もかからないしで、最高の秘技だったと思うね。

──まさにコロンブスの卵のような発想ですね。

高須:本当の処女膜再生手術は結構大変なんだけどね。ただ、ぼくは本当の処女膜再生手術で一度、形成外科学会をクビになってるんだよ。

──どういうことですか?

高須:代々木忠監督の『ザ・サバイバル』っていう作品があって、ぼくが愛染恭子に本当に処女膜再生手術をしているんだけど、そのシーンがドキュメントとして収録されているんだよ。もちろん局部にはモザイクが入ってるんだけど、その裏ビデオが出回っちゃってね。「高須が裏ビデオに出ているぞ!」ってことになって、学会を除名されちゃった。でも、そのあと学会で議題になって「高須くん、本当に裏ビデオに出ているのか?」って訊かれたんだけど、誰もその裏ビデオを観ていないってことで、証拠なしでお咎めなしになったんだよね。まあ、おそらくみんな観ていたんだけど、「ぼくが裏ビデオを見ました!」とは名乗り出ることができなかったんだろうね(笑い)。

──まあでも、高須院長としては、ただ単に手術をしていただけなんですよね。

高須:当時はそう思っていたけど、今見返してみると、あれは問題アリだったと思うよ。だって、すごくはしゃいで手術してるもん(笑い)。今あれをやったら、即除名だよ。

 * * *
 なぜか後半、処女膜再生手術の話になってしまったが、まさかのゴーストライター体験を告白した高須院長。とはいえ、あくまでも先生の代わりに論文を書いただけ。実験データの改ざんなどはしていないことは言うまでもない。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン