「今でしょ!」でブレイクした東進ハイスクールの林修先生。ブレイク当初は「一発屋」と思っていた人も少なくなかったようだが、メディアから姿を消すどころか、いまや高視聴率男の呼び声も上がっている。テレビ局関係者がこう話す。
「今は、知的な番組がウケる時代。池上彰さんがテレビ出演を抑えていた時期に、その空いていたポジションに林先生がハマりましたね。視聴率を見ても、3月25日放送のスペシャル番組『林修の今でしょ!講座』(テレビ朝日系)は13.9%。裏番組の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)の14.7%には負けましたが、堂々の同時間帯2位。レギュラーの『ネプリーグ』(フジテレビ系)も、2ケタを獲ることが多い。
4月から、前述の『林修の今でしょ!講座』と『林先生の痛快!生きざま大辞典』(TBS系)と2本の冠番組が始まることからも、“ポスト池上彰”の座を勝ち取ったといってもいいでしょう」
池上彰氏も、4月から『ここがポイント!!池上彰解説塾』(テレビ朝日系)で、久々の民放レギュラーを持つだけに、今後は2人の共演も期待されている。では、林先生の人気は、なぜここまで長続きしているのだろうか。芸能関係者はこう分析する。
「東京大学法学部出身で、地頭がいいことに間違いはありませんが、本人はすごく努力していますよ。国語と関係のないテーマを扱うときも、きちんと勉強している。番組に出るたびに、知的な面を求められるわけですから、プレッシャーは相当なもの。それでも、ちゃんと対応している。
また、芸能事務所に入ったタイミングが良かったですね。ある程度、自分で番組に出続けたあと、昨年の8月にワタナベエンターテインメントの所属になった。流行語を生んだあと、まず各番組を一周。その後、事務所に入ったため、プッシュされて、もう一周できた。そうこうするうちに、年末を迎え、“今年話題の人”として番組に呼ばれた。それが今に繋がっています。
売れ続けているのは、事務所のおかげというのもあるのでしょうが、それ以上に本人が努力し続けているからに他ならないでしょう」