4月新スタートの番組では『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の後番組『バイキング』の視聴率低迷が話題を呼んでいるが、それどころじゃない惨状にあえいでいるのが、薬丸裕英(48)がメイン司会を務める朝の情報番組『なないろ日和!』(テレビ東京・月~木曜9時28分~11時13分)だ。
スタート初日の3月31日から視聴率が0.9%と1%を割り込み、その後も0%台の超低空飛行が続いている。
「テレ東だからすぐの打ち切りはないだろうが、他のキー局ならワンクールで打ち切られるのは確実です」(テレビ局関係者)
業界ではよくある話。しかし薬丸にとってはこれが死活問題になるという。3月末に17年間続いた『はなまるマーケット』(TBS系)が放送終了。それだけに『なないろ』の司会に賭けていたからだ。それにはこんな台所事情がある。
「薬丸家は妻・石川秀美(47)と3男2女の子供を抱える大家族で、その家計のほとんどを薬丸ひとりが支えている。23歳の長男こそ俳優として独立しているものの、20歳の次男はスペインにサッカー留学中で、高校生の長女(18)もハワイに留学している。3男(14)も学費の高い名門私立中学に通いながらサッカー選手を目指していて、兄同様に海外留学を希望しているとか。まだ5歳と幼い次女もいるし、父親としては本当に大変ですよ」(芸能関係者)
加えて、薬丸家には巨額ローンもある。2001年に世田谷の一等地に5億円の豪邸を建てたが、そのローン残高はいまなお2億5000万円あるといわれている。それだけではない。
「本人は明かしていないが、彼には若い頃から病気を患っている3歳年上の姉がいる。都内の実家で両親と一緒に暮らしているが、薬丸は高齢の両親に世話を任せざるを得ない形になっていることに心を痛めていて、“せめてお金のことは”と、姉の治療費や生活費などを負担し続けている」(前出・芸能関係者)
薬丸の『はなまる』時代のギャラは年間1億円ともいわれてきたが、番組終了でそれがゼロ。そこで薬丸自ら抑え目のギャラを局側に提示し、見事に『なないろ』の司会をゲットしたというのだが……。
「どちらにせよこのままでは番組は長く続かない。そのうえに、薬丸は『バイキング』の木曜日レギュラーも務めているが、こちらも存続が危ぶまれている。薬丸は数字を持っていない、と一部では戦犯扱い。今後の仕事にも影響がでますし。まさに崖っぷちです」(前出・テレビ局関係者)
果たして薬丸は一家の危機を乗り切れるのか。
※週刊ポスト2014年5月2日号