1974年からNHK総合テレビで毎週日曜18時から40分間放送されていた伝説の歌番組。それが『レッツゴーヤング』(レッツヤン)だ。カリスマ的な人気を誇ったこの番組では、番組内グループ・サンデーズが結成され、田原俊彦(53才)や松田聖子(52才)もその一員だった。
そして、13才でサンデーズのメンバーとなり、5年半、レッツヤンのレギュラーを務めたのが川崎麻世(51才)。
「学校を早退して週3~4回はサンデーズとして歌や踊りのレッスンを受けていたから、まさにレッツヤンは第二の学校。技術向上のため山中湖で合宿をしたり、神戸のポートピアでの特別イベントに遠征したりと修学旅行のように楽しかったですね」(以下・川崎)
同世代の若者同士、和気あいあいとすることもあったが、時には分裂の危機にさらされることも。そんなとき、川崎はリーダーとしてサンデーズをまとめるよう努力していた。
「意見の食い違いから分裂しそうになると、ぼくが何かのモノマネをして笑わせたりして場の空気を変えるようにしていました」
毎年、年末には忘年会を行っていたが、忘れられないエピソードもある。
「17才の時にヤングメイツ(番組のバックダンサー)に気になる子がいてね。忘年会でビンゴ大会があったんですが、ぼくは途中で帰らなくてはいけなくて、彼女に“続きはきみにあげるから、何か当たっていたらあとで教えてね”とビンゴカードを渡したんです。そうしたら後日、彼女が“これが当たったの”と渡してくれたのが自分の電話番号。今だから言えますけど(笑い)、ちょっとだけおつきあいしました。いい思い出です」
※女性セブン2014年5月1日号