お茶の水女子大学附属小学校に2年生に進級なされた秋篠宮家の長男・悠仁さま。校内では、お友達からあまり遊びに誘われることがなく、仲間はずれに近い状態だという。
学習院のように皇室がたが入学する学校ではないということもあり、多くの保護者は母・紀子さまや悠仁さまと積極的にかかわろうとしないという背景があるとのこと。もちろん紀子さまは、そうした空気を敏感に察知され、自らPTAの役員を買って出られるなど腐心してこられたが、月日が経つに連れて、この問題はさらに大きくなっていったようなのだ。
そんな状況に、紀子さまは母として、悠仁さまを守るために自ら行動を起こされていた。
「1年生の2学期末の保護者会のことです。担任の先生の話が終わると、紀子さまが挙手されて、“このクラスにいじめられているとか、仲間はずれの子供がいるようですけど、問題があるのではないでしょうか?”といった旨の発言をされたそうです。
このときは決して“悠仁さまが”と個人名は出されなかったようですが、紀子さまの口から“いじめ”という言葉が出て、集まった保護者たちは騒然となったそうです。
しかも、紀子さまは保護者会が終わってからも担任の先生と改めてお話しされていたみたいなんです。そこでは“悠仁が嫌な思いをしているようなんですが、ちゃんとしていただけますか?”と名前を出して抗議されたといいます」(お茶の水関係者)
さらに、その保護者会から数日後、PTAの活動で来校されていた紀子さまは、再び担任教諭と向き合われたという。
「紀子さまから“ご相談があります”と切り出されたそうです。そして何度も何度も“きちんと対応してください”と担任に話をされていたみたいですね。このときは保護者会のときとは打って変わって、それは、あまりに険しい表情だったため、居合わせた保護者たちは、驚いていたそうです」(前出・お茶の水関係者)
“紀子さまの直談判”について真相を聞くため、通勤途中の担任教諭に話を聞いた。
──悠仁さまがいじめに遭っているようですが?
「(悠仁さまという言葉を聞いた途端に表情を曇らせ)そういう話は学校のほうからしないようにと固く言われていますので…。すみません」
──紀子さまが保護者会などで、先生に抗議をされたということですが?
「…」
質問に否定することはなかった。さらに学校側にも取材を申し込むと、
「そういった事実については把握しておらず、個々の児童のことに関してはお答えいたしかねますので、ご容赦願います」(お茶の水女子大学広報チーム)
とのことだった。いじめ問題に取り組むNPO法人『ジェントルハート プロジェクト』で理事を務める武田さち子さんは、紀子さまが取られた行動について、こう解説する。
「今は小学校低学年ということで“無視”や“仲間はずれ”といった程度ですが、このまま放置しておけば、必ずいじめはエスカレートして、暴力などに発展します。早い段階で先生が対応すれば、小さな子供たちは“いじめはいけないことなんだ”と学ぶことができるので、抑止力になっていくはずです。
いじめというのは、家庭で被害者側がどんなに頑張っても解決する問題ではなく、結局は、加害者側の問題なんです。学校で先生に対応してもらうしかないんです。『いじめ防止対策推進法』でも《保護者は自分の子供がいじめられたら学校に相談しなさい》とありますから、紀子さまが取られた行動は正しい対処だったと思いますよ」
※女性セブン2014年5月8・15日号