女性セブンが20代から80代の女性500人に行ったアンケートによると「嫌いな男ワースト10」の1位は安倍晋三。2位にみのもんた、3位に木村拓哉という結果だった。
視野が狭くて、自分の世界だけで生きている男が嫌いだというのが、近著に『文化系女子という生き方 ポスト恋愛時代宣言』(大和書房)がある著述家の湯山玲子さん。アンケート結果を受けて、湯山さんが「嫌いな男」について語る。
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安倍首相は、“今、なんでこんなことをしちゃうの!?”みたいな行動が多くて、ハラハラするじゃないですか。この間、発表した俳句、『給料の上がりし春は八重桜』。誰も発表を止めなかったのかしらね。
例えば、嫌いな隣人や上司とはつきあいたくないし、文句言ってやれと思っても、いい大人は実際はやらないでしょ。国だって同じで隣国とは、妥協をしつつ、均衡を保っていくしかないのに、彼の勇ましい言葉の連発を聞いていると、この人、大丈夫なのかなって思います。
周りに有能なスタッフがいるように見えないのも怖いですよ。
あと、政治献金問題で辞任した猪瀬直樹前東京都知事(67才)。以前、テレビ番組に出ていた時に、一生懸命話している人を、フンって顔で笑ったのを見て、“性格がよくないな”と。テレビから伝わるぐらいだから、都庁の部下やマスコミにも伝わっていたんじゃないかな。“5000万円献金問題”が出たら、一気に味方がいなくなって孤立。しおしおとして、ごめんなさいでしょう。打たれ弱すぎる!
攻めている時は強くても、攻撃されるとすぐ謝って辞める。自分が正しいと思ったら闘わないと。でも、味方がいないのは悲しいですよね。
※女性セブン2014年5月8・15日号