美にまつわるエッセイの書き手として多くの女性から支持を得ている美容ジャーナリストの齋藤薫さん。「私は、人間として大人で、物事がよく見えている人が、いい男だと思っています」と言う齋藤さんは“いい男”として具体的な人物では、まずフィギュアスケートの高橋大輔選手(28才)の名前を挙げた。
「彼は、技術そのものが素晴らしいのもありますが、あの演技は、人間に対して深い理解をしていないと難しい領域まで達しているんじゃないかと思うんです。次に思い浮かぶのは、ジョージ・クルーニー(52才)。
彼は社会的な映画を撮ったり、プロデューサーをしたり、チャリティーを行ったり。一方で、友人からはいたずら好きの異名をとる。いたずらは、むずかしいですよね、仕掛ける相手のことが理解できていないと、笑って盛り上がって大成功とはならないので。
岡田准一さん(33才)は、たまたま司会している姿を見て、物事が見えていて、人として整っているなと思ったんです。今、NHKの大河ドラマで演じている『黒田官兵衛』についての番組でしたが、落ち着いた話し方と官兵衛に対する理解の深さにさすがだなと。
バナナマンの設楽統さん(41才)は、MCをしている番組を見て、誰も傷つけないで辛らつなこともやんわり言える希有な人。その反応のよさと人をよく理解している温かみのあるコメントに驚いて、ファンになりました。芸人はどうしたって“おれがおれが”となるのに、彼はあくまでさり気なく存在感を作るバランス感覚を持っていて、頭がいいなと思います」
※女性セブン2014年5月8・15日号