一般庶民の感覚では計り知れないのが芸能人の収入。テレビ画面からは決してわからない芸能人のフトコロ事情を丸裸にする。
総収入150億円──。なんといっても業界長者番付ナンバー1といわれるのは、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が3月末に終了したタモリ。
32年間、サラリーマンのように毎日出勤、出演し続けた彼だが、収入ではまさに異次元。
最盛期のギャラは1日で300万円。不況もあり、ここ10年は180万円ほどに落ち込んでいたようだが、他のレギュラー番組、CM出演料などを合わせると、昨年の年収だけでも6億円超、これまでに稼いだ金は150億円にのぼるという。築いた資産も莫大だ。
「東京・目黒区の高級住宅街にある自宅は防音のオーディオルーム完備の豪邸で、推計3億5000万円。約7000万円の大型クルーザーやヨットを沼津に停泊させていて、数千万円する伊豆の別荘には多くの芸能人が遊びにくる」(テレビ局関係者)
しかも、妻が個人事務所の社長を務め、地元・福岡では副業として駐車場を経営するなど、テキトーそうな雰囲気とは裏腹にビジネス感覚は鋭い。
「現在も『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)などレギュラー番組が複数ある上に、CM出演料も大きい。彼が出ていた消費者金融のCMは、イメージを重視するタレントは避けたがるため、ギャラの相場は2~3倍になる」(広告代理店関係者)
『いいとも』が終わっても、困ることはなにもないのだ。
※週刊ポスト2014年5月9・16日号